認知症は決して治ることない不治の病です。
少しでもよくなるように、祈りながら進行を抑えるための薬を飲みます。
でも時々アリセプトなどの中核薬を飲むことで認知症の症状が悪化する可能性があるのをご存知でしたか?
認知症の薬で認知症が悪くなる。このようの副作用がでた時の対処法を解説します。
認知症の薬で認知症が悪化?
認知症の薬には様々な副作用がでる可能性があります。消化器症状や精神症状、歩行障害などいろいろでる可能性があります。
その中でも認知症の病状自体が悪化する人が時々います。
副作用として起こりやすい症状としては、まず記憶などの点は改善したが、怒りっぽくなって、暴力を振るようになったりすることがあることです。
特にアリセプトには怒りっぽくなったり、興奮したりする作用があり、認知症が進行したような状態に見えることがあります。
また反対に傾眠傾向になったり、ふさぎがちになったり、食事も取れないような状態となることもあります。
薬を飲みだしてから変化でた場合には薬で悪化している可能性があります。
最近話題になっているのはアルツハイマーなどの認知症以外で歩行障害も出現する認知症。例えば、レビー小体型認知症、進行性核上性麻痺など認知機能低下ともに歩行障害が出現します。
このような認知症でアリセプトを飲むことで歩行障害が悪化することも報告されています。
パーキンソン病症状がある場合にはアリセプトの内服で増悪がないかどうかは確認したほうがいいでしょう。
アリセプトで認知症が悪化した時には?
アリセプトを内服してから認知症の症状が悪化したように感じたならまずは必ずかかりつけ医の先生に相談しましょう。
認知症の進行の可能性もありますが、急激に起こってきた場合にはアリセプトなどの薬の影響も考えられるためよく相談しましょう。
以前まではアリセプトなどの薬は用法通りの量で飲むことが推奨されていました。ただ最近ではアリセプトで症状が悪化する場合もあり、少量投与にて治療する先生もいるようです。
アリセプトやそのジェネリックの認知症薬での副作用を報告しており、事例紹介しているサイトもあります。
こちらがそのサイトになりますが、認知症の薬での症状と対処法が書かれています。アリセプト(ドノペジル)などの中核薬の副作用を報告しており、ほとんどが薬を中止することで症状が治まっています。
認知症の薬も良い効果が出れば最高なのですが、時としては本人、家族にとって本当に迷惑で大変な症状が出る場合があります。
認知症の薬を飲んでいるときには十分に注意して、変化があれば信頼出来る先生に相談しましょう。