認知症の薬、治療薬の副作用対処法

認知症に困っている方は改善を期待して薬を飲んでいます。認知症の治療薬にはアリセプト、メマリー、レミニールなどがあります。効果もありますが反面副作用もあります。嘔吐や歩き方が悪くなったり、怒ったりする副作用があり、その対処法を解説するサイト。

認知症で使われるパッチ薬の皮膚への副作用と対処法

認知症の薬の中には記憶や学習力をあげたり、活気を出すようにするものがあります。その中にはパッチ薬もあり、リバスタッチ®(リバスチグミン)、イクセロンパッチ®(リバスチグミン)がパッチ製剤になります。

このパッチ製剤持続的に効果があるのですが、皮膚への副作用が出やすい薬です。認知症の薬であるリバスタッチ/イクセロンパッチの皮膚への影響、さらに副作用と対処法について解説します。

  

リバスタッチ/イクセロンパッチの皮膚への副作用

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認知症の薬は記憶力や学習力の改善だったり、周辺症状を抑えるために使われる薬です。ただどうしても体に合わない場合には副作用が出てきます。

パッチ薬であるリバスタッチ/イクセロンパッチにも色々な副作用がでることが報告されていますが、中でも皮膚への副作用がかなり多いことがわかっています。

 

湿布、他の貼付薬など皮膚に貼って治療するパッチ製剤は皮膚への影響がでやすいものです。リバスタッチ/イクセロンパッチは皮膚への副作用がでやすい薬です。主な皮膚症状としては接触した部位が赤くなったりする紅斑(37.7%)、接触した部位がかゆくなったりする瘙痒感(36.6%)が強くでます。 上記ならまだ症状は軽いのですが皮膚自体が炎症を起こしてしまい、接触性皮膚炎(25.4%)、接触部の浮腫(11.1%)、接触部の表皮はく脱(4.8%)など病院での治療が必要な状態になることがあります。 皮膚への副作用が多いのは薬の直接的な作用よりは、やはり皮膚に直接貼付すること、さらに24時間と長時間貼り続けるためにおこるためです。 そのためこの薬を使う時には皮膚の疾患、皮膚が弱い人、荒れやすい人などは皮膚への副作用がでやすいため、必ず使用時に注意が必要です。

皮膚症状がでる前、出た時の対処法

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 リバスタッチ/イクセロパッチを使用する前にはやはり皮膚のお手入れが非常に大事になります。

まずは全ての人に共通ですが、長時間貼り続けるため皮膚をしっかり保湿する必要があります。

しっかりと普段の生活から水分を摂取することは当たり前ですが、薬を貼る前には保湿剤をしっかりと肌に塗って浸透させておくことも大事です。

乾燥している肌にこの薬を貼ってしまうとどうしても発赤、皮膚炎などの原因になるためお肌の管理をまずは気をつけてください。

 

貼りだしてからの注意点としては1日1回交換する薬のため毎回必ず違うところに貼るようにしてください。同じところに貼ると皮膚がまける原因になります。

毎回ちがうところに貼ることで皮膚への負担を軽減することができます。

また貼って少しでも赤くなるようであればステロイドなどが入った軟膏を塗って早めに対処しましょう。

毎日貼りかえていて毎回発赤がでたり、瘙痒感が強いようならあなた自身もしくはご家族にはリバスタッチ/イクセロンパッチがあっていない可能性があるため貼るのをやめましょう。

この薬を中止後はなるべく早くかかりつけ医の元を受診して、皮膚症状をしっかりと見てもらい、その上で他の薬に変更してもらいましょう。

 

もともと皮膚が弱かったり、アレルギーを持っていたり、皮膚の病気がある方はリバスタッチ/イクセロンパッチで副作用がでやすいため、あらかじめかかりつけ医にその旨をちゃんと申告しましょう。

 

リバスタッチ/イクセロンパッチには皮膚への影響がでやすい薬です。もし副作用としては皮膚症状がでたなら早めの対処を心がけてください。