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認知症の薬、治療薬の副作用対処法

認知症に困っている方は改善を期待して薬を飲んでいます。認知症の治療薬にはアリセプト、メマリー、レミニールなどがあります。効果もありますが反面副作用もあります。嘔吐や歩き方が悪くなったり、怒ったりする副作用があり、その対処法を解説するサイト。

認知症の薬の副作用 | 漢方には問題はないの?

認知症の症状を改善させるために漢方薬が使われるのをご存知でしょうか?

物忘れや記憶障害、学習障害などの中核症状に対してや、興奮、イライラ、うつ症状などの周辺症状に使われ、内服することがあります。

今回はいったい認知症にはどんな漢方が使われ、どんな作用があるのか、さらにどのような副作用が多いのかを解説します。

認知症の薬として使われる漢方薬とは?

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日本では古来から中国から伝わった漢方薬を万病の治療薬として使っていました。

風邪の時に飲む「葛根湯」やこむら返りの時に飲む「芍薬甘草湯」は有名なので、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。

一般に医療の中で薬と処方されることがありますが、ドラッグストアや漢方薬局など身近なところでも簡単に手に入る薬です。

漢方にはいろいろな生薬が入っており、組み合わせよって対象になる病気が変わってきます。

また本格的な漢方になると証や陰陽など体の体質にあったものをオーダーメイドで混合して処方するところもあります。

 

この漢方薬が今認知症の治療に利用されており、一定の効果が報告されています。

その中ででも代表的な漢方薬としては抑肝散、釣藤散、八味地黄丸、加味温胆湯、当帰芍薬散、柴胡加竜骨牡蛎湯、十全大補湯があります。

それぞれの効能としては、

抑肝散

認知症の怒りっぽい、イライラなどの周辺症状、睡眠障害、ムズムズ脚症候群などに効果があると報告されています。

釣藤散

頭痛によく使われる漢方で、中年で小太りの高血圧がある人に使われています。血管性認知症の意欲低下や、日付などの見当識の改善効果が報告されています。

八味地黄丸

腎臓、泌尿器科的な問題がある方に使われる漢方であり、座骨神経痛、腰痛などにも使われています。この漢方を内服することでアルツハイマー型認知症、血管性認知症、混合型認知症で認知症の記憶検査が上昇すると報告されています。

加味温胆湯

イライラ、不眠、うつ、神経症状に良いとされている漢方です。アルツハイマー型認知症の際に低下するアセチルコリンを増やす作用があり、認知症検査が上昇することがわかっており、アリセプトなどと一緒に飲むことで効果が上がることが報告されています。

当帰芍薬散

漢方的な血虚、瘀血といった症状、生理など女性の病気に比較的使われる漢方薬です。

血管性認知症を含む認知症患者で運動機能、精神状態を改善したとの報告があります。

柴胡加竜骨牡蛎湯

てんかん、ヒステリーなどに使われる漢方薬で小児にも使われています。不眠や興奮、ストレスなどに効果が出る漢方として報告されています。

十全大補湯

免疫能を上げるため漢方で、体全体が弱っている人に使われる漢方です。動物実験では認知機能改善の報告はありますが、現時点人間への効果はわかっていません。

漢方薬の問題と副作用について

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漢方薬は古来から何もない時代から使われている伝統的な治療薬です。そのためあまり大きな問題もなく、副作用が少ないのが特徴です。

ただし漢方薬でも注意する点があります。

まず一般的に多いのは顆粒製剤であり、粉に近い製剤が多く販売されています。また本格的な漢方も煮込んで液体状で飲むのが一般的です。

そのため認知症の人で嚥下障害がある人は内服時に誤嚥の可能性があるため注意が必要です。

あと漢方も合う、合わないがあります。

アレルギー反応を起こすものがあるため注意してください。

 

漢方の副作用については、甘草と呼ばれる成分が含まれているものがあります。この成分を含んだものを長期、多量に飲むと偽性アルドステロン症という病気になる場合が報告されています。

この病気になった場合には血圧が上がったり、電解質のバランス(ナトリウム、カリウム)が崩れてしまい調子が悪くなります。

また体が全体が腫れたり、歩行が難しくなるので注意が必要です。

抑肝散、釣藤散にこの成分が含まれているため内服時には十分注意が必要です。

それ以外にも漢方には間質性肺炎、皮膚症状などの副作用が報告されており、何か変化があった時には必ず最寄りのかかりつけ医に相談しましょう。

 

認知症の治療に漢方薬が使用されることがあります。決して副作用がないわけではないため、日頃から注意することを忘れずに!