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認知症の薬、治療薬の副作用対処法

認知症に困っている方は改善を期待して薬を飲んでいます。認知症の治療薬にはアリセプト、メマリー、レミニールなどがあります。効果もありますが反面副作用もあります。嘔吐や歩き方が悪くなったり、怒ったりする副作用があり、その対処法を解説するサイト。

認知所の薬の副作用 | アリセプトで下痢になった時の対処法

アリセプト®(ドノペジル塩酸塩)は脳内のアセチルコリンを増やして症状を改善する目的の薬です。

消化器症状が多く出ることがわかっていますが、下痢の副作用も注意が必要です。

認知症の人がアリセプトで下痢になることあるため、今回はその理由と対処法について解説します。

アリセプトで下痢症状が出るのはなぜ?

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人間の消化管は様々な神経によってコントロールをされているのをご存知でしょうか?

アセチルコリンも消化管に作用して色々な働きをしてくれる神経伝達物質です。

通常アセチルコリンは副交感神経と呼ばれる神経を活発にさせます。

消化管全体にも副交感神経が作用して、その動きを亢進させる作用があり、胃液などの分泌を促進する作用もあります。

 

アリセプト®(ドノペジル塩酸塩)はアセチルコリンを分解する酵素を阻害してアセチルコリンの濃度を高めます。

アリセプトなどの薬によってアセチルコリンが増えることで消化管の運動が活発になりすぎてしまい副作用として下痢を出すことがあります。

また認知症の人は高齢者が多いため消化管の機能自体が低下しており、アリセプトなどの薬で急に消化管に刺激が入ると消化器症状がでやすいこともわかっています。

下痢の頻度としては1〜3%も報告されており、比較的多い副作用のため十分注意してください。

 

ただ下痢に関してはなかなか排便のため気づかれない副作用になってしまいます。あまり下痢が続くと脱水になったり、体の電解質のバランスが崩れてしまい体調を崩してしまうため、周囲の人も声掛けなどで確認してあげることも必要です。

下痢になった時の対処法

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アリセプトは少量から開始して徐々に増量していく薬です。

下痢などの消化器症状の場合には、薬を飲んでいる過程でだんだんと体が慣れてくることもあります。

体が慣れてくれば症状も治まることもあるためまずは下痢症状の頻度を見ながら経過をみてみましょう。

 

ただ単なる下痢だけならいいのですが、血便が出たり、腹痛も強い場合には重篤な病気も一緒に隠れている場合があり、そのような症状が出た場合にはすぐにかかりつけ医に相談してましょう。

また他の症状はないけども下痢症状が頻回でずっと続く場合には、前述したように脱水、電解質のバランスなどが崩れてしまう可能性があり、しっかりとかかりつけ医に相談してアリセプトを減量もしくは中止してもらいましょう。

 

あと下痢症状は他の体調によってもでてきます。

例えば高齢者の場合にはウイルス感染を合併して、たまたまアリセプトの内服時に下痢が出た可能性もあります。

その時には発熱などの付属する症状があると思うためその点にも注意してください。

 

高齢者はまた消化管の機能自体が低下しており、便秘、下痢になりやすい状況です。下痢を防ぐには下腹部をしっかりと保温して温めることで防ぐことができる時もあります。

もともと消化管が弱い人はアリセプトなどを飲むときには前もってお腹を冷やさないようにして、しっかりと温めれば下痢症状がでにくいでしょう。

 

認知症の人はアリセプト内服で下痢症状が出る場合にが十分気をつける必要があります。