認知症の薬、治療薬の副作用対処法

認知症に困っている方は改善を期待して薬を飲んでいます。認知症の治療薬にはアリセプト、メマリー、レミニールなどがあります。効果もありますが反面副作用もあります。嘔吐や歩き方が悪くなったり、怒ったりする副作用があり、その対処法を解説するサイト。

認知症の薬で副作用?レビー小体型認知症の介護で思う事

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私の祖父はレビー小体型認知症と診断され、今家族で介護しています。

当初はパーキンソン病と診断されていましたが、後でレビー小体型認知症と診断されました。

症状はどんどん進行していくし、さらに薬の副作用でどんどんと悪くなる祖父。父と二人の介護だったため本当に大変の一言。

レビー小体型認知症においては本人も大変ですが、介護者側も非常に大変。この体験談を読む人でレビー小体型認知症の家族をお持ちの方が参考になればと思っています。

私の介護体験はこちらです。

祖父の認知症はレビー小体型認知症だった!薬の副作用で大変なことに

祖父が現在認知症でその介護を手伝っています。

 

私は同居している孫ですが、父、祖父と同居しており、私と父で協力して祖父の介護を行なっています。

 

もともと祖父はパーキンソン病を発症しており、全身の震えがでていました。

表情がなくなりぼーっとした顔つきにもなっていました。

そのうち病気が進行してくると、うまく歩く事が出来なくなり、転倒が増えてきました。

パーキンソン病を発症した場合には、歩行がだんだん小刻みになってくるそうです。祖父もだんだん歩くための歩幅が小さくなり、一歩が前に出なくなってきます。

 

高齢であったためパーキンソン病に対する治療薬を開始してから、なんとなく会話が成り立たなかったり忘れっぽい、怒りっぽいところが目立つようになりました。薬の副作用が考えられたのでかかりつけの神経内科に受診し再度精査してもらったところ、レビー小体型認知症という病名が診断されてしまいました。

 

アルツハイマー型認知症は祖母の時に経験していたのですが、介護が必要な期間は短期間でした。ただレビー小体型認知症がどのようなものか全く分からなかったため本当に祖父の介護では戸惑ってばかりですした。

 

ほぼ一般的な認知症と症状は変わらないと思いますが、調子の良い時と悪い時の差が激しくなってきました

 

今がどの季節かも何時なのかも分からない。

ちんぷんかんぷんな事を質問してきます。その度に丁寧に教えるのですが、私が幼少期は頼もしかった祖父がとても小さく弱々しく感じてしまい寂しくなりました。

 

そして、以前はとても温厚で物分かりのいい祖父だったのですが、認知症になってからは全くこちらの言うことを聞いてくれなくなりました。性格も変わってしまったようでした。

 

一番困った事は、勝手に外出してしまう事です。

 

パーキンソン病のような症状があり、歩行が上手く出来ず、転んでもとっさに手を出すことも出来なくなっていて顔に傷が絶えませんでした。

 

顔面から地面に倒れていく為に歯や鼻を何度も負傷してきました。今後もこの程度では済まない怪我をいつかするのではないかと思い、いつもヒヤヒヤしてしまいます。

祖父のじっとしていたくない気持ちも痛い程よく分かりますが、私達も四六時中付き添える訳ではないので困ることも多いです。

 

レビー小体型認知症と診断されてから、認知症の薬もだされました。ただ薬が出された頃から症状がさらに悪くなったよう気がします。

ネットで調べてみたところ薬の副作用で歩行が悪くなることもあることを知り、かかりつけの先生に相談しました。

ただ薬をやめることは簡単だけどもやめると認知症が進むと言われどうしたらいいのか迷ってしまいました。

だから歩行が悪くても認知症の進行を少しでも抑えて欲しく、薬を今も続けています。

furusatonouzei-otoku.hatenablog.com

祖父の今、アルツハイマーの祖母に比べると本当に大変

今は介護サービスも受けたり、デイケアに行ったりと国の制度も利用していますが、祖父が施設に出かけるのも毎日のように嫌だと言ってすんなり出かけてはくれないので大変です。

 

認知症になってからは本当にこちらの思いを理解してくれることがなくなりました

 

また、尿や便の排泄時の失敗がとても多いです。寝たきりだと逆に全てこちらで介護してオムツ交換をしてしまえばいいのですが、中途半端に動けてしまう為、どうしても自分の事は自分でやりたい思いが強いようです。

オムツをしているのでそのまま排泄してもらえれば良いのですが、どういう状態かが分からなくなり、オムツを脱いでそのままその場で排泄してしまいます。

 

洋服も、上着をズボンだと思い履いてみたり、帽子をハサミで切ったり。その度に説明して直しています。

 

色々なことを、何度も注意しても理解できないようです。

 

自分が認知症だと言うことを分かってくれるだけで助かる面がたくさんあると思うのですが、何でもまだまだできると思っているようで、危険な事に遭遇しないかと常に心配がつきまといます。

 

認知症の人が行方不明となるという事件を聞きますが、とても人ごととは思えません。

 

レビー小体型認知症がさらに進めば、そのうち祖父も寝たきりになるのかもしれません。正直その方が介護する側からすると幾分気が楽になるかと思ってしまいます。

 

それでも、以前のように普通に会話ができる瞬間もたくさんありますので、それはとても嬉しく感じています。

認知症の治療薬による副作用がでて歩行が悪くなっていますが、普通に会話ができるのであれば目をつぶってもいいのかもと思ってしまいます。

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そのうちもっと忘れてしまう事も増えると思います。

でも祖父が大好きです。

だからこれからも大変な介護生活ですが、父と一緒にできる限りの事はしていきたいと思っています。