認知症の薬、治療薬の副作用対処法

認知症に困っている方は改善を期待して薬を飲んでいます。認知症の治療薬にはアリセプト、メマリー、レミニールなどがあります。効果もありますが反面副作用もあります。嘔吐や歩き方が悪くなったり、怒ったりする副作用があり、その対処法を解説するサイト。

ブロチゾラムで認知症が悪化?レンドルミンの薬の効果と副作用

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レンドルミン(ブロチゾラム)というお薬をご存知でしょうか?

以前より使われているお薬で睡眠導入剤として使われているお薬です。

 

高齢者にはもちろん認知症の人にも一部ではこの睡眠導入剤が使用されています。

ただこのお薬にも若干ですが副作用があります。特に認知症の人が飲むと症状が悪化したり、ふらついたりすることが出てしまいます。

しっかりと薬の副作用を確認することは認知症の人、家族にとっては大事なことですよね!

今回はレンドルミン(ブロチゾラム)の概要、効果や副作用について解説します。

 

レンドルミンとはいったいどんな薬?

 

レンドルミン(ブロチゾラム)は1988年に発売された古いお薬です。ベンゾジアゼピン系の薬ではありますが睡眠導入剤としては副作用が少ない薬とされ、現在でも使用されることが多い睡眠導入剤です。

 

睡眠導入剤と使用されているベンゾジアゼピン系の薬あり、比較的安全性が高く、効き目が良いとのことで不眠の治療には多く使われてる薬です。

持続時間が短い薬であり、寝つきの悪い時、一時的な不眠に対して効果を発揮します。

 

他の睡眠導入剤と同様で脳の神経を鎮める作用があり不安や緊張感をほぐし気分をリラックスさせてくれます。

 

しっかりと睡眠導入作用もあり副作用も少なめのお薬ですが副作用はあり注意が必要です。さらに認知症の方が飲んでしまうと副作用が出る可能性が高いため十分注意が必要です。

正常な人によっては翌朝の眠気ふらつきなどが出る可能性があります。さらには倦怠感脱力感などを残すことがあります。

高齢者特に認知症の方の場合には転倒の原因にもなる可能性があり十分に注意する必要があります。

 

レンドルミン(ブチゾラム)の副作用

レンドルミン(ブチゾラム)の副作用ですが、一般的な睡眠導入剤と同様で依存性の問題、精神症状、一過性前向性健忘、呼吸抑制や炭酸ガスナルコーシス、さらに肝機能の悪化などの副作用が報告されています。

ただし上記に挙げたような重篤な副作用はめったにありません。ただし絶対ないとは言えないため副作用出現時にはすぐ対処が必要なため十分頭に入れておきましょう。

 詳しい睡眠導入剤の副作用はこちら

特にレンドルミンの場合には、眠気の副作用が強くでることがあります。夜間内服時に眠気が催されることは睡眠につながるため問題ありません。

ただし朝起きてから日中眠気が強かったり、傾眠傾向になったり、さらにはふらつくこともあります。

認知症の場合ただでさえ活動性が落ちています。さらに歩行も悪化している人が多くいます。そのため次の日まで効果が残ってしまうとふらついて頭をぶつけたりなどもする可能性があるので十分飲んでる時には注意が必要です。

 

さらに認知症の場合にはレンドルミンを飲むことで夜間不穏状態になったり、興奮状態になることもあります。

その場合には直ちに薬の内服を中止しましょう。

薬が効きすぎて副作用が出たなと感じた場合にはすぐにかかりつけ医に相談しましょう。

かかりつけの先生に相談して薬の量を減量、もしくは薬を中止することで症状は改善することがほとんです。

レンドルミン内服中には十分に注意してください。

 

レンドルミンによって日中の傾眠が進むと認知症が進んだ様に感じますが直接的に認知症を悪化させる作用はありません。

ただし日中傾眠で行動が低下してしまうとそれだけでも脳への刺激は減ってしまい認知症の症状が悪化する場合があります。

夜間の睡眠の状態と日中の状態とのバランスをとりながらかかりつけの先生に薬の量を調整してもらいましょう。

 

今回はレンドルミン(ブチゾラム)の副作用について解説しました。

十分注意しながら飲めば安全性の高い薬のため問題ありません。ただし副作用が出る可能性はあるため十分に注意しましょう!