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認知症の薬、治療薬の副作用対処法

認知症に困っている方は改善を期待して薬を飲んでいます。認知症の治療薬にはアリセプト、メマリー、レミニールなどがあります。効果もありますが反面副作用もあります。嘔吐や歩き方が悪くなったり、怒ったりする副作用があり、その対処法を解説するサイト。

認知症の薬の副作用 | アリセプトで頻尿になった時は? 

認知症の薬には様々な副作用が出ることがあります。

アリセプト®(ドノペジル塩酸塩)にも数多くの副作用が報告されています。そんな中頻尿といった副作用の報告があるのをご存知でしょうか?

いったいなぜ頻尿になるのか、そしてアリセプトの副作用で頻尿になった時の対処法について解説します。

アリセプトで頻尿になる理由とは?

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アリセプトはアセチルコリンエステラーゼ阻害剤という薬であり、シナプス間でアセチルコリンが分解されるのを防ぐ薬です。

この作用によって脳内のアセチルコリンの濃度が上がり、物忘れなどの記憶障害、日付などの見当識障害を改善させる働きがあります。

一方で全身にもアセチルコリンを神経伝達物質として利用する神経も存在しており、その部位にも若干の影響を与えます。

 

その中でも尿路関係の臓器にもアセチルコリンは作用するため尿路系の副作用がでる場合があります。

膀胱周辺にはコリン作動性の神経が存在しており、排尿を促す筋肉を収縮させたり、括約筋、三角筋をゆるめる作用があり、頻尿を促進させてしまいます。

 

このためアリセプトによって全身のアセチルコリンが増加するためめ頻尿の副作用がでる場合があります。

 

ただし老人の場合には加齢に伴って起こった排尿筋の筋力低下が残尿感を出させてしまい、それによって尿意が頻回になってしまう可能性もあります。

 

そのためにアリセプトによる副作用かどうかははっきりしないこともあり注意が必要です。

 

ただしアリセプト自身にも頻尿の副作用が報告されており、だいたい0.1%〜1%のくらいの頻度とされています。

ただし実際はかなりの頻度で頻尿の訴えがでるため飲み始めてからは注意が必要です。

直接頻尿で困ることはないのですが、夜間に何度も起きてトイレに行くようになってしまうと転倒の危険性が高くなってしまったり、トイレに何度も行って家族の迷惑になることもあります。

薬の開始時から増量時には十分注意してください。

またレミニール®(ガランタミン)、リバスタッチ/イクセロンパッチ(リバスチグミン)も同様のコリンエステラーゼ阻害薬のため同じように頻尿の副作用がでることがあります。

どの薬にも頻尿がでることを頭に入れておきましょう。

アリセプトで頻尿の副作用が出た時の対処法

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アリセプトの副作用として頻尿がでた場合には、その時期が重要です。

薬を飲みだしてから急に頻尿になった時にはアリセプトの副作用が疑われます。

頻尿で本人が寝不足になったり、家族の介助が増えたりした場合には辛くなるためかかりつけ医に相談して薬の減量してもらうか中止してもらいましょう。

 

アリセプトを飲みだしてから慢性的に頻尿になった時には、副作用か加齢性変化なのかはっきりわかりづらいと思います。

その場合には泌尿器科を受診して、尿の出具合、尿路系の検査をしてもらい、何か病気がないかしっかり診てもらいましょう。

薬の副作用でも頻尿は出ますが、やはり加齢性の変化にて頻尿になりやすいといわれています。

まずは泌尿器科にての加療を受けてみて改善あるかどうか経過をみることもいいでしょう。

泌尿器科での治療を受けても改善がないようならアリセプトをかかりけの先生に減量、中止してもらって頻尿が改善するかどうかみてみましょう。

ただ認知症の症状の進行を遅らせるためにアリセプトを飲んでいるため、認知症治療の継続がいいのか、頻尿改善を優先するほうがいいのか決めておいたほうがいいでしょう。

 

アリセプトを飲むことで薬の副作用で頻尿になる可能性があります。十分注意してから症状が出た時にはまずはかかりつけ医にしっかりと相談してください。